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講義紹介

特徴ある講義を紹介

化学・生命科学コース

化学・生命科学実験 1~3

どんな内容の講義?

無機化学分野,分析化学分野,物理化学分野,有機化学分野,環境科学分野,生命科学分野の考え方や分析法などを学び,それらの分野で用いられる基本的な実験技術を習得することができる実験科目です。

例えば錯体の合成法や分析法,滴定などによる定量分析,反応速度論や電気化学反応,有機合成による物質の合成と精製,水中の重金属イオンなどの定量,遺伝子を導入した酵母の培養と分析など,幅広い分野の実験技術を学んでいきます。

有機合成の一コマ

通常の酵母(左)と緑色蛍光タンパク質(GFP)を作る遺伝子を導入された酵母(右)を培養したもの。GFPを作る遺伝子を導入された酵母は成長とともにGFPを生産するため,青色光を当てると緑に発光する。

特徴は?

実際に自分たちの手を動かして実験することで薬品や微生物を扱う際に必要となる実験技術が身につくのはもちろん,得られた結果をしっかりと解析してレポートにまとめることで,実験の背後にある原理や解析法,何が問題になるのか,といった部分への理解が深まります。

特に実験レポートは担当教員がしっかりとチェックして直すべき点を指摘することによって,「自分のやったことを他人に伝えるにはどういった点に注意する必要があるのか」であるとか,「どのような文章を書けば伝わりやすいのか」といったコミュニケーション能力や文章力も大きく鍛えられるのが特徴です。

どんな進路につながる?

生命科学分野の知識・実験技術は,例えば食品系の企業において品質管理や分析部門で必要とされますし,将来バイオテクノロジーが関係する企業を目指すなら必須となります。化学分野の知識・技術は,素材メーカーなどでの品質管理(分析技術が必要)や原料・製品の精製に役立ちます。環境科学系の技術は,近年重要性が増している環境分析やリサイクル業界での就職には欠かすことができません。これら技術職を目指す場合以外でも,レポートの作成を通して学んだ文章力や思考力はありとあらゆる場面で役に立つことでしょう。