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講義紹介

特徴ある講義を紹介

電気工学コース

通信網論

どんな内容の講義?

広く普及しているLTEや導入が進みつつある次世代通信網である5Gなどは,身近で必要不可欠な存在でありながらもどのように成り立っているのかは意外に知られていません。この講義では,これら通信網がどうやって安定した通信を行っているのかを,電波とその送受信といった原理・ハードウェアの側面に加え,デジタル変調などのソフトウェア側の面からも幅広く学びます。

特徴は?

現代社会では,携帯電話などの移動体通信により膨大な情報がやり取りされており,その通信網は社会にとってなくてはならないインフラとして機能しています。この重要な仕組みは複数の確立された技術の組み合わせにより成立していることをご存じでしょうか。この講義では,通信網を構成する電波の性質、電波伝搬、アンテナ、変調等の基本技術を習得し、さらに各種移動体通信への電波応用の概要を学び、21世紀の社会に通信網論がどのように貢献できるかを考える知識を提供します。さらに、デジタル変調の知識を習得したうえで、現代の通信では欠かせない暗号技術の基礎を学びます。講義担当者は商用通信システムの構築の経験者であり、その経験をもとに、携帯電話の通信を支える無線通信システムの基礎と実際に即した知識を学ぶことができます。

どんな進路につながる?

この講義では,どのようにして通信網を構築・維持するのか,そこでの安定した通信を行うにはどのような点に気を配る必要があるのか,といった知識を得ることができますので,情報通信産業,電気通信事業者など電波による通信やそこでのサービスを提供している企業への就職を目指す学生に最適です。