どんな内容の講義？

普段の生活の支える鉄道・発電所などの社会インフラや自動車等の基礎技術である電動機や発電機、変圧器や送電線などの電力工学分野の実務的な技術を習得します。

特徴は？

出力変動の大きい再生可能エネルギーの利用が増えたり，電力の需給がひっ迫することが増えたりするなど，近年では電力網への負荷が大きくなっています。電力は現代社会を支える基盤であり，最も重要度の高いインフラのひとつであると言えるでしょう。

この講義では，そんな電力網を支える基幹技術である発電機や変圧器，発電機との関係も深い電動機，発生させた電力を届けるための送電システムなどの社会インフラを支える技術や，パワー半導体を用いた電力の形態を変換する素子技術と制御技術からなら「パワーエレクトロニス」と呼ばれる分野を学びます。

どんな進路につながる？

発電・送電にかかわる技術や，電力を使いやすい形に変換するパワーエレクトロニクスは今後も社会のさまざまな場所で必要とされる重要な技術です。電力工学分野の実務的な技術を習得できるこの科目は，将来電力関連の企業を目指す学生にとっては大変役に立つと思います。