1. HOME
  2. 学びの仕組み
  3. フレキシブル入学制度

学びの仕組み

フレキシブル入学制度


フレキシブル入学制度とは?

明星大学 理工学部の大きな特徴のひとつが,一般入試におけるフレキシブル入学制度です。理工学部に入学する際,通常はコースを決めて受験し1年生からそのコースに所属して講義を受けます。一方,入試の時点でフレキシブル入学制度を利用して合格すると,1年生の間はコースを決めずにいろいろな講義を履修して,その経験をもとに2年生に進級する段階で好きなコースを選択することができます。

コースを決めるまでに1年間,各コースの教員による講義を聞いたり基礎的な実験を体験しながら,自分にとってどのコースが面白いのか,将来どんな進路を目指したいのかをじっくりと考えてからコースを選択できますので,受験の段階でまだ進路を決め切れていない場合や,複数の分野に興味があって選びきれない,という場合にも安心です。

途中からコースに入って,ついていける?

理工学部のカリキュラムは,1年生の間は全コースで共通。フレキシブル入学制度で入学しても,他のコースの学生と同じ科目を履修しています。専門性の高い科目は2年生以上に集中的に配置してあるので,2年生からコースに所属する場合でも他の学生と一緒に基本からしっかりと学んでいくことができます。

1年生の間には,どんな講義が受けられる?

フレキシブル入学制度の学生が2年進級時にコースを選択する助けになるのが,さまざまな「概論科目」と実験科目です。概論科目はその分野全体の大まかな概要や今後の専門的な講義のための下地作りとなる基礎科目で,理工学概論という必修科目と,物理学概論,化学概論,生物学概論,機械工学概論,電気工学概論の5つの中から2つを選ぶ選択科目が用意されています。理工学概論では「理工」のなかにどんな分野があってどのように違うのかを理解することができます。選択科目の5つの概論はより各分野の詳細についての説明もあり,例えば社会のどのような場所とつながっているのか,どんな進路と関係するのか,どういった研究を行っているのか,など,より具体的な内容も説明されます。

実験科目としては,前期に行われる理工実験実習と,後期に行われる物理学基礎実験および化学基礎実験(どちらか一方を選択して履修)があります.理工実験実習では各コースに関係する実験をいろいろと体験し,各分野で行われていることを軽く体験することができます。後期の実験ではもう少し詳しく実験を行い,物理学基礎実験では物理,機械,電気分野に繋がる実験を,化学基礎実験では化学,生命科学,環境科学に繋がる実験を体験します。

フレキシブル入学制度で入学した学生はこれら概論科目や実験科目での経験をもとに,2年生からのコースを選択することになります。

フレキシブル入学制度で入学するには?

フレキシブル入学制度は,一般選抜および大学共通テスト利用選抜で設定されています。総合型選抜や学校推薦型選抜などは「しっかりとした志望をもつ学生=進みたいコースが決まっている学生」を対象とした入試ですので,フレキシブル入学制度は利用できません。フレキシブル入学制度を希望される場合は,一般選抜または大学共通テスト利用選抜での受験が必要となります。

学びの仕組み