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お知らせ

物理学系の学生が「日本天文学会2023年秋季年会」で研究発表を行いました

2023年9月20日(水)〜22日(金)に名古屋大学東山キャンパスで開催された「日本天文学会2023年秋季年会」で、物理学系4年生(2024年3月卒業)の山口慎太郎さん(天文学研究室)が研究発表を行いました。

日本天文学会では、口頭発表とポスター発表を行いました。専門分野に関わらず多くの研究者と議論を交わしました。今回作成したポスターは、29号館5階に掲示しています。

研究発表タイトル:京都大学花山天文台の黒点スケッチを用いた黒点群の出現経度調査
発表内容:太陽表面に現れる黒点の群れ、『黒点群』の出現経度について調査を行った。活動領域被覆率(0~1)の周期変動を確認するために、周期解析を行った(被覆率は、例えばその値が0.5の場合、緯度範囲10度分のうち、5度分に活動領域が存在することを表している)。その結果、明らかな出現経度の傾向が見られなかった。横軸に経度(キャリントン経度)、縦軸に時間(キャリントン回転)をとった図面内に黒点群の出現する場所をプロットすると、黒点群が右肩上がりにドリフトしている傾向が見られ、太陽が1回転するとおよそ0.5度ずつ黒点群は自転に対して順行することがわかった。これが出現経度の傾向が見られなかった原因だと考えられる。