電気工学コース科目担当
神谷研究室(宇宙機制御システム研究室)
高度な自律制御技術を活用して、宇宙機(人工衛星、探査機)の制御系を研究・開発

【宇宙機制御系分野】
宇宙機(人工衛星、探査機など)の姿勢制御、誘導制御について研究しています。宇宙機プロジェクトにおけるミッション成功、観測精度向上に密接にかかわる姿勢軌道制御系システムについて、力学と制御理論をベースとした先端制御研究と実践的なテクノロジーの融合により宇宙工学のイノベーションを実現することを目標に研究に取り組んでいます。
木村研究室(知的材料工学研究室)
防災に向けた機能性材料と環境発電システム

【物性・ロボティクス分野】
防災に向けた機能性材料と環境発電システムの研究・開発昨今のインフラ構造体の老朽化における災害は著しく,構造体の長寿命化は必要不可欠な課題である。本研究室ではインフラ構造体の長寿命化の実現にむけた機能性材料の開発や構造体のヘルスモニタリング用環境発電システムの研究を行う。具体的には誘電体や磁性体の性質に着目し材料の設計から作製,評価を行い,デバイスの性能調査まで行う。結晶構造解析といった肉眼では見ることができないミクロな世界から材料の可能性を探索する。
小寺研究室(マイクロ波デバイス研究室)
人工的に電磁特性を創出し、マイクロ波・ミリ波デバイスに応用する

【情報通信分野】
携帯電話や無線LANなどの無線通信の分野で、より高速で大容量な伝送を実現するために、マイクロ波・ミリ波デバイスが急激な進化を遂げています。小寺研究室では、自然界に存在しない電磁特性を人工的に生み出し、デバイスに応用することで無線通信分野の画期的イノベーションをめざしています。
林研究室(知能科学研究室)
より豊かなコミュニケーション環境をめざす

【知能情報通信分野】
知能科学研究室では、人と技術の両面を見据え、知覚・センシング、脳科学・人工知能(AI)および音声・言語・コミュニケーション・情報通信技術(ICT)を中心に研究を進め、グローバルコミュニケーション、知能ロボットおよびヘルスケアなどの分野へ応用し、より豊かなコミュニケーション環境の発展に寄与する。
宮村研究室(宇宙システム研究室)
人工衛星による宇宙利用を考える

【航空宇宙分野】
人工衛星から地球を観測する技術・リモートセンシングを担う宇宙システムの研究を行っています。主な研究テーマは、光の波面補償によって軌道上で光学性能を補正する補償光学技術(*)。この技術を使って、小型衛星に搭載するセンサの観測性能を大幅に向上させることをめざしています。また、研究成果を宇宙で実証するために、小型衛星の研究開発にも取り組んでいます。
*宮村研究室では、形状を変形させられる薄い鏡に歪んだ光の波面を導き、きれいな波面に補正している。
山崎研究室(ロボット工学研究室)
被災者発見用レスキューロボットの開発と研究

【ロボット】
大地震などで瓦礫に埋もれた被災者を発見し、救助するレスキューロボットを研究・開発。毎年「ロボカップ レスキュー実機リーグ」に参加し、性能評価と他大学との技術交流を図っています。2017年度は、参加11大学中5位の成績。これらの研究成果を国際学会などで発表しています。
山下研究室(エネルギー変換研究室)
海洋再生可能エネルギーと次世代電力システム

【システム・エネルギー分野】
再生可能エネルギーと、それを基盤とする次世代電力システムは、カーボンニュートラル社会の実現に不可欠である。本研究では、波力、潮流、潮汐、洋上風力などの海洋再生可能エネルギーを中心に、自然エネルギーを活用した発電装置の開発を行う。さらに、これらを電力ネットワークに接続・運用するための集電・送電・受電技術について検討し、次世代電力システムの構築に貢献する。