2023年9月19日(火)〜23日(土)に熊本城ホールで開催された「第84回応用物理学会 秋季学術講演会」で，物理学系4年生の棚橋達紀さん（古川研究室）が研究発表を行いました。

応用物理学会 秋季学術講演会は，4,000件におよぶ講演と約6000名の参加者を集める国内最大規模の学会です。ポスター発表ではこれまでの研究成果を発信するだけでなく，多くの参加者からの質問やご意見をいたくことで今後の研究の発展につながる機会となりました。

研究発表タイトル：自己推進型イオンゲルを用いた気体分子運動のモデル化：圧力平衡
発表内容：自己推進型イオンゲル多体系を用いて，圧力差がある場合の気体分子の混合ダイナミクスをモデル化した。左右2つの円（φ30 mm）を結合した形状を持つ水槽に，φ1.5 mmのイオンゲルを左槽に10個、右槽に20個導入した。イオンゲルの運動を観察し左右槽への分布の時間変化を解析した結果，混合後数秒でイオンゲルが左右槽に均等に分配し，圧力平衡に至る現象が可視化できた。