2022年11月6日~10日、沖縄(那覇)で開催された「The Japan Society of Mechanical Engineers ICM&P 2022 International Conference on Materials & Processing 2022」で、機械工学専攻 博士前期課程2年 菅井 美 柚さん(小山研究室)が以下の研究発表をしました。
・タイトル
「The Fracture Mechanism of 2DP‐GFRP with Absorption and Desorption of Moisture」
・研究内容
本研究は、不燃性構造材料としてのGFRPに対する難燃剤において、従来の単粒子径に比べて、成形性、難燃特性を 向上させることが可能な二粒子粒子の適用による新規複合材料の創製を行っている。その中で実用化を考慮した水 分含有時の破壊メカニズムの定性的な解明および破壊とAE計測データの相関性を用いた定量的な評価の検討につい ての成果を発表した。
関連資料 International Conference on Materials & Processing 2022プログラム
https://jsmempd.com/conference/icmpconf/2022/wp-content/uploads/2022/10/ICMandP2022_FinalProgram.pdf
電気工学専攻博士前期課程2年生の菊池孝志さん、電気電子工学系4年生の小池俊輝さん(いずれも石田隆張研究室)が2022年11月2日にハイブリッド形式で実施された 「電気学会システム/スマートファシリティ合同研究会」にて対面形式にて研究発表を行いました。発表題目は以下となります。
菊池孝志:「ピエゾ素子を用いた学習型圧電タッチパネルの試作」
小池俊輝:「簡易モデルを用いた水トリーの進行と損失電流波形の評価」
また、電気電子工学系 石田隆張 教授も同研究会にて対面形式で下記の研究発表を行いました。
「EV充電ログデータを用いた電池総容量推定の一考察」
参考URL https://workshop.iee.or.jp/sbtk/cgi-bin/sbtk-showprogram.cgi?workshopid=SBW00007F63
なお、本研究会は電気学会の電子・情報・システム部門と産業応用部門という2つの異なる技術部門がコラボレーションをして実施している技術横断研究会となります。
2022年9月20日(火)〜9月23日(金)に東北大学で開催された「2022年 第83回 応用物理学会秋季学術講演会」で、物理学専攻修士2年生今村颯さん、物理学系 4年生増田諒介さん、物理学系2021年度卒業生福田晴菜さんがそれぞれポスター セッションにて研究発表を行いました。
この学術講演会は応用物理学会が年に2回開催しているもので、講演総数4,000 件に及ぶ応用物理分野では国内最大の会議です。講演会はハイブリッド開催で あったものの、ポスター発表はすべて対面で行われ、全国から多くの研究者が集まりました。私たちの発表は、終始質問者が訪れる盛況で、発表した学生の自信 につながったと考えます。
研究発表タイトル:
今村颯 「脂質二分子膜内部に閉じ込められた単一高分子鎖のAFM観察」
増田諒介「自己推進運動イオンゲル多体系の統計分布」
福田晴菜「新規自己推進型イオンゲルの探索」
2022年9月5日(月)~8日(木)、秋田県立大学で開催された「日本機械学会D&D Conference 2022」(一般社団法人 日本機械学会主催)で、機械工学専攻の大学院生3名が研究発表しました。 ・CFRP 製アンチローリング装置の提案 発表者:平山 翔大(博士前期課程2年 宮本研究室) ・模型空気ばねを用いた台車の曲線通過時の輪重横圧測定 発表者:中丸 隆太 (博士前期課程2年 宮本研究室) ・鉄道貨車の低床化を目的とした縮尺模型用CFRPばねの性能評価 発表者:草間 悠允(博士前期課程2年 宮本研究室)
関連資料 日本機械学会D&D Conference 2022プログラム
9月7日(水曜日)に、教職科目「理科教育法2および3」(理工学部総合理工学科 和田 薫 特任教授担当)を受講している理工学部の2・3年生を対象に、高尾山をフィールドにしたSDGsプログラムを昨年度に続き実施しました。本授業は、大学の休日に自主参加の特別授業として行ない、今年は14名の学生が参加しました。当日は霧雨が降りそうな天候となり、実施が危ぶまれましたが、雨が降りだした午後2時前までに行うことができました。
午前10時に高尾599ミュージアムに集合後、プロジェクションマッピングと登山ガイドの映像を鑑賞し、館内に展示されている動植物の標本を観察、確認しました。その後、稲荷山コースを通り、稲荷山を経て、山頂に向かいました。山道沿いの生き物を観察しながらの登山でしたが、高尾山でもカシノキクイムシの食害がひどく、木くずが溜まっている広葉樹が多くみられました。来年以降、枯死していくことが予想され、高尾山の生物相に大きく影響が出ることが予想されました。登頂後、山頂の高尾ビジターセンターで動植物の共生をテーマとした講義を受け、昼食後に解散となりました。
本授業の目的は生物多様性の認識へのアプローチを小中学校の理科授業として実施し、さらに社会教育施設との連携を図り、専門家との協力のもとに行うことにあります。SDGsの目標の一つ「陸の豊かさを守ろう」に該当する学びですが、豊かさを実感するには、まず自然の多様性を認識しなければなりません。また、新学習指導要領で推奨されているカリキュラムマネジメントの実施として、社会教育施設の活用や専門家との協力により授業を行うことが求められています。今回の授業を通して、学生は自ら登山しながら実習することで、小中学校での実施に向けた指導者としての実践的経験を積むことができました。今後、本プログラムを実施する中学校へ実習補助者(インタープリター)として参加し、将来の理科教員としての資質を磨いています。
2022年8月31日(水)〜9月2日(金)に広島大学で開催された「2022年 電気学会 電子・情報・システム部門大会」で,電気工学専攻修士2年生菊池孝志さんがポスターセッションにて研究発表を行いました。
この大会は電気学会の電子・情報・システム部門における若手研究発表の場で,各自が取り組んできた研究内容を,多くの参加者から直接質疑討論を受けることで,各自の研究を発展させる場となっています。
研究発表タイトル:「圧電素子を用いた学習型圧電タッチパネルの開発」
発表内容:建設現場等での過酷な操作状況における耐久性を持ったタッチパネルの開発に取り組んでいます。この目的のために,現在スマートフォン等に使用されている静電タッチパネルとは異なる,圧電素子を使った圧電タッチパネルの開発を行っています。本報告では操作時における安定性の向上を目的として,ユーザー毎の異なる操作方法を考慮した,学習型圧電タッチパネルの開発経過について報告しました。
本学 理工学部 総合理工学科 電気電子工学系 石田隆張 教授が電気学会よりこのたび「論文査読貢献賞」を受賞しました。
「論文査読貢献賞」は電気学会 電力・エネルギー部門で、的確な査読(公正な評価、建設的な照会等)を通して電力・エネルギー分野の質の高い論文の掲載に多大な貢献された方を顕彰するものです。
2022年5月21日(土)、22日(日)、ZOOMにて開催された「日本設計工学会 2022年度春季大会研究発表講演会」(公益社団法人 日本設計工学会主催)で、機械工学専攻の大学院生5名が研究発表しました。
・円筒構造体の圧潰特性(第2報,衝撃エネルギー吸収への変形速度と折線の影響)
発表者:橋爪 崇弘(博士前期課程2年 寺田研究室)
・模擬積雪を通過する車輪の走行抵抗力測定
発表者:井野 裕斗 (博士前期課程1年 宮本研究室)
・レスキューロボットアーム搭載用の深度カメラによるバルブの認識と距離測定の基礎検討
発表者:徐 齊焄(博士前期課程2年 山崎研究室)
・VaRTM法によるCFRPハニカムコア作製の流動解析における解析パラメータの検討
発表者:須崎 亮太(博士前期課程2年 小山研究室)
・CFRP製フライホイール成形における樹脂流動が繊維配向に与える影響の解析的検討
発表者:佐野 寛(博士前期課程2年 小山研究室)
関連資料
日本設計工学会2022年度春季大会研究発表講演会プログラム
https://www.jsde.or.jp/japanese/conference/springsymposium2022_program_table_rev.pdf
理工学部総合理工学科電気電子工学系3年の今井洸瑠さんがこの度、航空無線通信士の資格を取得しました(受験時は2年)。
航空無線通信士は国際的に通用する資格で、航空管制官やパイロット航空整備士に不可欠な資格です。今井さんは大学で学んだ電気電子の知識に加え、国際通信法規、リスニングを含む英語の試験に独学でチャレンジし、無事合格に至りました。
電気電子工学系4年秋山 拓真さん、大西 蓉さん(いずれも石田 隆張研究室)が電気学会東京支部よりそれぞれ「電気学術奨励賞」「電気学術女性活動奨励賞」を受賞しました。この賞は電気学会の学生員として、学会発表を積極的に行い、電気学術の発展に貢献したことに対して表彰されたものです。