2017年12月19日(火)4・5時限目に「大学院生向け就職対策講座」を実施しました。
参加者:11名(大学院生9名、来年度大学院進学予定の学部4年生2名)
講師:セカンドインタラクション株式会社 芳野真弥 氏
講師ご自身も理系学部出身ということで、理系ならではの就職活動方法(企業分析、自己分析)や
理系学生が陥りがちなコミュニケーションの克服法などワークを中心に就職対策講座を行いました。
2017年11月24日(金)、理工学部在籍の2年生女子学生を対象に座談会を実施しました。
入学から1年と半年あまりが過ぎ、課題やレポートに追われながらも、学びたい学問に勤しむ学生たちの姿を垣間見ることができました。
座談会の内容〈抜粋〉はこちら
参加学生(2年生以下6名)
池田 瑞穂(物理学系)、吉田 柚衣菜(物理学系)、山ノ内 明日香(生命科学・化学系)、大塚 祐奈(建築学系)、川上 双葉(建築学系)、山谷 柚香(環境科学系)
2017年12月9日(土)・10日(日)八王子学園都市センター(東京都八王子市)で開催された「第9回大学コンソーシアム八王子学生発表会」で理工学部の学生5名と理工学研究科の大学院生1名が研究発表し、電気電子工学系4年生の居野家康平さんと吉川勇太さんが準優秀賞を受賞しました。
理工学部・理工学研究科からの発表者
【口頭発表の部】
準優秀賞受賞
脳波によるドローン制御への探索的検討
居野家康平(電気電子工学系4年生・林 実研究室)
二酸化炭素導入による超音波酸化速度の向上
小野佑樹(化学専攻 博士前期課程2年生・原田久志研究室)
超小型レーザー測距センサーによる車両の自動運転システムに関する研究
田村栄識(電気電子工学系4年生・小寺敏郎研究室)
【ポスター発表の部】
準優秀賞受賞
圧電素子を用いた発電床の発電量評価
吉川勇太(電気電子工学系4年生・石田隆張研究室)
対話システムへのコミュニケーション支援ツール
服部 嶺(電気電子工学系4年生・林 実研究室)
アルギニンのin vitro経皮吸収とHLB数依存性への検証
益子直也(生命科学・化学系4年生・渡邉幸夫研究室)
居野家康平さんの受賞の言葉
手足が不自由な方々でもドローンを操縦できたらと考えたのが、この研究に取り組んだきっかけです。脳波計を用いて視覚と聴覚による脳波への影響を測定しました。最終目標のドローンの制御まで到達することはできませんでしたが、その過程として制御信号の1つの指標を獲得することに成功しました。
今回、1年間積み重ねてきたことが準優秀賞として評価していただけたことをとても嬉しく思います。
吉川勇太さんの受賞の言葉
私の研究は圧電素子を敷き詰めた発電床による発電について研究しています。圧電素子とは圧電効果を利用した電気素子のことで、振動や圧力を電気に変えることができます。私は30センチ四方に圧電素子を敷き詰めた発電床を自作し、1人が1回踏んだ際の発電量を計測、平均0.03W(ワット)発電するという結果を得ることができました。
他大学の学生や大学院生が発表した中で、準優秀賞をいただけたことをとても嬉しく思います。
写真(左:居野家さんの表彰の様子、右:吉川さんの表彰の様子)
2017年12月2日(土)、東京都立産業技術高等専門学校(東京都荒川区南千住)で開催された「第23回 スカイスポーツシンポジウム」(日本航空宇宙学会主催)で、機械工学専攻 博士前期課程1年生 森山雄太さんと山崎 剛さん(流体工学研究室)が研究発表をしました。スカイスポーツとはグライダーやスカイジャンプ等のスポーツを指しており、当シンポジウムはスカイスポーツの性能向上と安全性に関する学術的研究、またスカイスポーツに携わる人々のコミュニティを築くために開かれています。
研究発表のタイトル:「プラズマアクチュエータの航空機模型操舵面への適用」
発表者:森山雄太、森下悦生
研究発表のタイトル:「ウエルズタービンを装着した自転車のクランクトルク測定」
発表者:山崎 剛、森下悦生
研究発表した森山雄太さんの話
プラズマアクチュエータとはプラズマで空気の流れを制御する装置のことで、可動部が無いことが特徴です。私はこの装置を航空機模型(ラジコン機)の水平尾翼に取り付け、その適用性や機能について研究しており、今回その成果を発表しました。現状の航空機は可動する部品を用いて空気の流れをコントロールし、舵を切っています。動く部分があると可動部が消耗し、故障の原因になる危険性があります。しかし、この部分をプラズマアクチュエータに交換することで、そのような危険性を軽減することができるのではないかと考え、学部生のときからこの研究に取り組んできました。
まだ実用機への応用には時間がかかりますが、今後は航空機模型による風洞実験を積み重ね、データの定量化をしていきたいと思います。
関連リンク
日本航空宇宙学会 第23回スカイスポーツシンポジウムについて
第23回 スカイスポーツシンポジウム プログラム
写真 左:森山さん、右:山崎さん、下:(左から)山崎さん、森山さん
2017年11月7日(火)、環境科学系1年生が必修科目「自立と体験2」の一環で夕焼け小焼けふれあいの里(東京都八王子市)にて地元ボランティアの指導の下、炭焼き作業等の野外学習をしました。
実習に参加した海老原 希さんの話
この実習では自然観察、炭焼き、飯盒炊爨の3つを体験し、その中でも普段体験することのない、炭焼きが印象に残っています。
炭焼きは約75cmに切られた竹を竹割器という特別な工具を用いて六つ割や八つ割にして、窯に入れて半日以上焼き続けるという作業で、私たちは竹を割ることと、窯に竹を詰めるまでを担当しました。このとき空気中の酸素に触れると灰になってしまうため、窯の中に空気が入らないよう竹をびっしり並べ、閉じた蓋の周りを粘土で密閉しました。残念ながら自分たちが焼いた竹炭を見ることはできませんでしたが、古くから継承されてきたエコロジカルな作業を経験することができ、環境との関わり方について考える、充実した1日になりました。
機械工学系 宮本岳史教授、元機械工学系 石田弘明教授(現・運輸安全委員会)が執筆した書籍が出版されました。
タイトル:鉄道車両のダイナミクスとモデリング
執筆者:鉄道車両のダイナミクスとモデリング出版分科会
主査 吉田 秀久(防衛大学校)
石田 弘明(運輸安全委員会,執筆時:明星大学)
鈴木 昌弘(名城大学)
富岡 隆弘(秋田県立大学,執筆時:鉄道総合技術研究所)
宮本 岳史(明星大学,執筆時:鉄道総合技術研究所)
道辻 洋平(茨城大学)
詳細はこちらをご覧ください。
2017年11月12日(日)~17日(金)、島根県で開催された「第7回アジア・オセアニア冬季プラズマ分光分析国際会議」で環境科学系 上本道久常勤教授が口頭発表しました。
日時 2017年11月12日(日)〜17日(金)
場所 くにびきメッセ国際会議場(島根県松江市)
学会名 第7回アジア・オセアニア冬季プラズマ分光分析国際会議
7th Asia-Pacific Winter Conference on Plasma Spectrochemistry (APWC2017)
講演題目
Determination of trace metals in aluminum and aluminum alloys by ICP-AES; evaluation of uncertainty and limit of quantitation from interlaboratory testing
(ICP発光分析法を用いたアルミニウムおよびアルミニウム合金中の微量成分元素の定量;共同分析から見た不確かさおよび定量下限の見積もり)
共著者
太田祐二 日本軽金属(株)
牧野将勅 (株)コベルコ科研
坂口浩美 昭和電工(株)
清水ゆかり (株)UACJ
勝間田一宏 三菱アルミニウム(株)
趣旨
上本常勤教授は日本アルミニウム協会分析委員会委員長として、業界を代表して国内アルミニウム材料製造企業と共に材料および分析法の標準化を進めてきましたが、この度その成果を発表して学術的な権威付けを行いました。近々、日本工業規格(JIS)の改訂を行い、併せて国際標準規格(ISO)への新規提案を行う予定です。
理工学部では、3年生を対象に「就活生イメージアップセミナー」を実施します!
【概要】
・開催日時:2017年12月20日(水) 13時00分から16時00分
・場所:26号館512教室
・対象:理工学部 総合理工学科(全学系)3年
・内容:エントリーシートを通過するための証明写真についての講義・ヘアメイク&写真撮影(参加費無料!)
(第1部)証明写真の表情、撮影データの修正の仕方、へアメイクに関する解説講義(男女問わず)
(第2部)メイク・証明写真撮影(※女子学生限定・先着予約制です※)
・持ち物:筆記用具(※第2部参加の学生は普段のメイク道具)
・服装:第2部参加の学生はスーツ着用
【申込方法】
1.メールでの申込の場合、riko-career@ml.meisei-u.ac.jp宛に以下の項目を記入のうえ送信してください。
(1)学籍番号
(2)氏名
(3)参加イベント(1部のみ or 1部・2部両方)※男子学生は1部のみ
2.窓口で申込の場合
理工学部支援室(29号館8階)窓口までお越しください。
第2部は、プロのメイクアップアーティストとカメラマンによる撮影です。撮影した証明写真は後日データでお渡しします。人数には限りがありますので、希望される方はお早めにお申し込みください!
【お問い合せ先】
理工学部支援室(042-591-7418)
【関連資料】
イメージアップセミナー案内.pdf
※スマートフォンからダウンロードできない場合はパソコンから確認してください。
2017年12月7日(木)~9日(土)の3日間、東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2017〜環境とエネルギーの未来展」(第19回)にて、環境科学系の取り組みが東京都環境局が出展する自然環境ブースで紹介されます。
環境科学系では2010年より、東京都と大学が協定を結び、学生に緑地保全活動の機会を促す「東京グリーン・キャンパス・プログラム」の参加校として日野東光寺緑地保全地域(東京都日野市)において自然観察や下草刈り、竹の伐採等を授業の一環として取り組んできました。
「エコプロ2017」開催概要
■名 称
エコプロ2017〜環境とエネルギーの未来展 [第19回]
■会 期
2017年12月7日(木)~9日(土) 10:00~17:00
■会 場
東京ビッグサイト[東ホール]
■入場料
無料(登録制)
■主 催
(一社)産業環境管理協会、日本経済新聞社
1.名 称(公社)日本設計工学会主催、JEITA三次元CAD情報標準化専門委員会後援 設計コンテスト2017 成果発表会
2.開催場所 慶應義塾大学矢上キャンパス
3.開催日時 2017年11月18日(土)
4.設計者と課題テーマ名
(1)「生活に溶け込むハンディークリーナー」設計者:機械工学系3年生:安西 健、井上 啓
(2)「掃除に興味を持つハンディクリーナー」設計者:機械工学系3年生:佐藤 武、廣澤和樹
(3)「軽々使えるハンディークリーナー」設計者:機械工学系3年生:星野 航、4年生:阿部浩之
指導教員:理工学部 総合理工学科 機械工学系 山崎芳昭教授
5.概要
機械工学系の授業のひとつであるプロジェクトⅣ、Ⅴの課題として3チームが「(公社)日本設計工学会主催、JEITA三次元CAD情報標準化専門委員会後援 設計コンテスト2017」に参加しました。
2017年4月に事前課題を提出し、無事3チームとも審査を通過し、6月から本課題に取り組みました。
本課題は「外装ユニット部品をモールド部品として設計した『ハンディクリーナーの設計』」で、3D‐CADで描いた図面等を10月に提出し、11月18日に慶應義塾大学で開催された成果発表会に参加しました。
大学・高専全13チームの発表があり、残念ながら上位入賞は果たせませんでしたが、3チームともに「努力賞」を受賞しました。
コンテストに参加した廣澤和樹さんの話
私たちの作品のモチーフはゾウです。他の参加者にない、ユニークなハンディークリーナーにしたいと考えこの形を選びましたが、体の曲線を作り出すことがとても難しかったです。課題となったハンディークリーナーの製作にあたって、条件として与えられた部品はモーターとゴミを取るフィルターのみでした。それ以外の部品(モーターとフィルターを取り付ける部品も含めて)は部品を生産する際の金型まで視野に入れた設計が要求されました。立案から取り組むものづくりは初めてだったため、作品提出の数時間前まで作業することになってしまいましたが、完成したときには大きな達成感を得ることができました。
私はレスキューロボットを開発する研究室(山崎研究室)に所属しています。一から自分たちで行うこのコンテストの経験を活かし、今後はより精巧なロボットの製作に取り組んでいきたいと思います。