機械工学系3年生が(公社)日本設計工学会の学会誌「設計工学」の2022年1月から12月号までの表紙を飾る「会誌表紙デザイン」に応募し、優秀賞と佳作を受賞しました。
機械工学系のアクティブラーニング科目「プロジェクト6」の中で学生自らデザインコンセプトを検討し、日本設計工学会の英語略称JSDEをデザインに入れた作品をCADソフト等で作成し、2021年10月に作品を提出しました。
大学・高専から32件の応募があり厳正な審査の結果、最優秀賞1件、優秀賞2件、佳作3件が選ばれ、2022年1月に賞状と副賞(SolidWorks社提供CADソフトと図書カード)が授与されました。
2022年設計工学会会誌表紙デザイン 受賞者氏名
写真(上から):表彰状(井原 麻貴さん)、表彰状(中村 翔輝さん)、JSDE表紙デザイン(井原 麻貴さん)、JSDE表紙デザイン(中村 翔輝さん)
2022年1月25日(火)~27日(木)オンライン開催された7th International Symposium on Artificial Life and Robotics(AROB 27th 2022)にて、機械工学専攻 博士前期課程1年生 徐 齊焄さん(山崎 芳昭研究室)が、査読採択された講演論文を口頭発表しました。27回目の開催となるこの国際会議は、コンピュータをベースにした人工生命やロボット工学に関する新技術の開発について、独自の研究を発表し、議論するための国際会議です。(基調講演11件、口頭発表384件、参加者539名、11ヶ国)
研究発表について
・タイトル
「Object recognition by RealSenseD435 using ROS and object holding with 6 DoF manipulator」
(ROSを使用したRealSenseD435によるオブジェクト認識と6自由度マニピュレータによるオブジェクト保持)
・発表者
Jaefun Seo, and Yoshiaki Yamazaki
・研究内容
災害救援ロボットは、被災地で瓦礫に埋もれた犠牲者を探すために、手元にカメラを備えたマニピュレーターを装備し、対象物との距離情報を把握することが重要です。そこで、6自由度マニピュレーターに深度カメラIntel RealSenseD435を接続し、制御にROS(Robot Operating System)、バルブ認識のツールとして処理速度と精度が高いSingle Shot multibox DitectorとTensorFlowを使用しました。本研究では、深度カメラから取得した距離情報をマニピュレーターの制御系に送信するために、ワンクリックでバルブを自動的に認識して回転させる方法を提案しました。 実験の結果、バルブの形状が複雑なため、取得した距離情報に大きな誤差が生じるケースを明らかにしました。 また、RGBカメラと深度カメラの位置の違いによる投影されたカメラ画像と深度画像の位置ずれ、取得した座標や距離情報に生じる誤差について評価したものです。