機械工学系

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2021年8月6日

GIGAスクール構想に関連したオンラインによるイカの解剖実習の実施報告

 理工学部総合理工学科 和田薫特任教授が担当する教職科目「理科教育法3」にて、能登里海教育研究所の浦田慎先生を講師に迎え、Zoomによるイカの解剖実習を実施しました。

 和田特任教授は情報学部情報学科 福田光一教授と共同して、文部科学省 GIGAスクール構想における授業推進に関連したオンラインでも可能な海洋教育について研究しており、2022年2月には、西東京地域の中学校においてイカの解剖実習をオンライン授業で実施する予定です。今回の実習は、そこで中学生の実習補助者(インタープリター)を務める学部3・4年生約20名を対象に事前演習として実施しました。

 実習では学生がモニターでZoomの画面を見ながら、イカを含めた軟体動物の進化や、イカの生態や特色、そして環境への適応と体の構造との関連について浦田先生の説明を受けた後、解剖を通して器官の特徴とその確認方法を学びました。

 また、能登里海教育研究所から送られた資料をもとに、イカ漁業や漁獲量の変動など社会科に関連する内容を学び、中学校での授業に向けた事前準備をすることができました。

2021年8月3日

環境科学系 上本常勤教授が監修したISO分析法規格が発行されました

 環境科学系 上本 道久 常勤教授がプロジェクトリーダーを務めた、ろう付け性の評価方法に関する国際標準規格(ISO規格)が2021年3月に改正規格として発行されました。ISO規格とは工業製品の寸法や材質、試験法や分析法などを標準化し、文書にまとめたものです。

 金属材料同士を溶かさずに、別の合金を接着剤として接合させることを、ろう接といい、どの程度確実に接合しているかを評価することは、産業界において重要です。本規格は、日本提案の国際標準規格として数年に及ぶ審議を経て発行に至りました。新しく開発した簡便な試験方法を取り入れた同規格は、自動車や航空機から家電まで、あらゆる金属製品の接合のための評価法として重要視されています。

標準規格のタイトル

ISO 5179: 2021 Investigation of brazeability with spreading and gap filling test