建築学系2年生の科目「ワークショップ」は制作作品のアイディアの立案から材料の加工、組み立て、展示までを学生が主体となって行い、共同作業の中でコミュニケーション能力の向上と問題発見・解決能力を養い、ものづくりの面白さを学ぶことが目的です。
今年は制作された2作品が30号館1階で展示されています。今回は作品の性質上、展示期間が短い「Garbage Bag Cloud」を紹介します。ご覧になりたい方はお早めに30号館にお越しください。
電気電子工学系・嶋 好博教授は最新の技術・知識を修得している工事担当者であることを証明できる「情報通信エンジニア」の資格を10年連続で更新し、その功績が認められ一般財団法人 日本データ通信協会から表彰を受けました。
9月9日(金)、「プロジェクトⅥ」の授業の一環で、建築学系・藤村和正研究室の学生10名(3年生7名、4年生3名)が地域防災について知見を深めるため、岩手県陸前高田市の津波被災地の復興現場と気仙大工左官伝承館を訪れました。今なお200余名の行方不明者がいる中、被災当時の様子、復興の現状、被災者の現在について語り部からお聞きすることができました。
実際に目の当りにする現状はテレビやインターネットで見るのと異なり、学生たちは被害の甚大さと悲惨さ、自然の力の強大さを痛感しました。5年半が経った今でも遅々として進まない復興状況を知り、「行っただけで終わり」にならないよう、津波から住民を守る災害時の避難や防潮堤の意義や役割、地域資産を生かした復興まちづくりなど、地域全体での防災意識を建築計画や土木計画の見地から学び、考えていきたいと意気込んでいます。
理工学部では、学部3年生と大学院1年生に向けて理工系に特化した就職活動準備講座を実施します!
就職活動ってまず何から始めればいいの?こんなに多くの企業の中からどうやって自分に合ったところを決めればいいのだろう?自己分析って何?と様々な疑問が浮かんでいると思います。今回の講座では、これから本格的に就職活動が始まる学部3年生・博士前期課程1年生を対象に、企業から「理系学生」がどのように求められ、評価されているのかを知り、その上で、これから半年間どんな活動・準備をしていけばよいのかをお伝えいたします。
民間企業への就職を考えている方はぜひご参加ください!
日時:2016年10月5日(水) 13時30分~15時00分
場所:26-103
対象:理工学部3年生・理工学研究科博士前期課程1年生
講演者:株式会社マイナビ キャリアサポーター
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理工学部支援室
8月1日(月)~5日(金)、国立研究開発法人 物質・材料研究機構 桜地区で「77K 小型冷凍機を作ろう」というテーマの低温技術講習会が開かれ、電気電子工学系の学生2名(4年生)が参加しました。初日は英語による低温技術に関する講習から始まり、2日目以降は完成している冷凍機を解体し、内部の仕組みを理解し再び組み立てるという実習を行いました。
参加した学生の話
「英語での講習は難しかったですが、先生方の説明が丁寧で勉強になりました。また施設見学の際は貴重な機器を間近で見ることができ、更に研究分野への関心が高まりました。
実習では予期せぬハプニングの原因究明に時間が取られてしまい苦労しましたが、実際にやってみると理論通りならない難しさを学びました。また歴史が進むにつれて冷凍機の温度が下がっていく過程は興味深かったです。受講前は5日間という長期の講習会にやり遂げられるかと不安がありましたが、冷凍機が完成した時は『ようやくできた』とほっとしたと同時に、達成感を得ることができました。」
7月29日(金)、電気電子工学系の学生2名(1年生、4年生)が株式会社七星科学研究所 狭山工場と開発センターを見学しました。七星科学研究所は1927年に通電用コネクター製造から始まり、1941年ダイキャスト製品、2000年に光通信事業を開始し、光ケーブルにハイビジョン信号を載せた会社です。工場では部品を一人で組み立てるセル方式を用いて製造を行っていること、女性が多く活躍していることが学生にとって印象に残り、開発センターでは技術だけでなく、自分の担当外の知識を持った営業ができなければならない、という将来のエンジニア像を伺い、進路を考える上で大きな刺激になりました。
機械工学系・亀井延明研究室主催の音響藝術研究会は、録音・再生における音楽情報伝達について研究しています。8月12日(金)はその一環として 神奈川県立相模湖交流センター多目的ホール(456席)において、ヴァイオリニストの真野謡子氏、ピアニストの後藤加奈氏を招き、亀井研究室の4年生とともに演奏・録音環境及び録音技術に関する実験を行いました。
4年生は本年度新たに改良製作したピアノ用譜面台の効果について官能評価を用いた音質評価実験を行い、プロの演奏家の意見を参考に更に完成度を高められるよう工夫を重ねています。
16日(火)は12日(金)の実験を踏まえ、環境の変化が演奏と録音に及ぼす影響を調査するため、幡ヶ谷にあるKMアートホール(70席)にて前回に引き続きヴァイオリニストの真野謡子氏,ピアニストの後藤加奈氏、そして新たにフルーティストの七海良美氏を招き、演奏・録音環境及び録音技術に関する実験を行いました。
その結果ホールの規模とともに、設置されているピアノの性格(性能特性)及び状態が演奏を変化させ、最終的に録音にも影響を及ぼすことがあらためて確認できました。
9月4日(日)のオープンキャンパスでは学科説明会とオープンラボを実施しました。学科説明会では総合理工学科の特色と各学系で学べる内容をご説明し、オープンラボでは天文台やCAD室などの実験室を開放してそれぞれの学系の研究内容を紹介しました。
高校生に配布した「理工学部NEWs」を掲載します。ご来場できなかった方はご覧ください。
「理工学部NEWs 第7号」(PDF)
9月4日(日)オープンキャンパスを実施します。
理工学部では学科説明会と天文台やCAD室などの研究室を見学できるオープンラボを開催します。学系の授業内容について教員に質問できる個別相談コーナーや、学生生活について学生に質問できる相談コーナーを設置しておりますので、ぜひこの機会をご利用ください。
皆様のご参加をお待ちしています!
2016年8月31日(水)~9月2日(金)、神戸大学で開催された「平成28年 電気学会 電子・情報・システム部門大会」において、 総合理工学科 電気電子工学系 4年 山本康平さん、田中利弥さん(嶋好博研究室)、松井信之介さん、本木誉人さん(大矢博史研究室)が研究発表を行いました。
タイトル:「快適環境制御のためのdepthセンサーによる在席検知手法の一堤案」
(発表者:山本康平,鎌倉圭吾,藤波祐樹,山本唯豊,嶋 好博)
タイトル:「混雑率計測のための奥行き画像を用いた人物頭部の検出方法の一提案」
(発表者:田中利弥,府川竜太,齊木雅人,嶋 好博)
発表タイトル:「繊維構造による人工筋出力特性の考察」
発表者:松井信之介
発表タイトル:「人工筋を使用した積層用アクチュエータ」
発表者:本木誉人
関連リンク
平成28年 電気学会 電子・情報・システム部門大会
参考
昨年発表の記事
写真:左 (左 松井信之介さん、右 本木誉人さん)、中央 山本康平さん、右 田中利弥さん