機械工学系

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2017年9月28日

機械工学系「第15回 全日本学生フォーミュラ大会」結果報告

2017年9月5日(火)~9日(土)、小笠山総合運動公園(エコパ)にて開催された「第15回 全日本フォーミュラ大会」に機械工学系の学生を中心に構成される「明星大学フォーミュラカープロジェクト(STAR2017)」(4年生6名、3年生6名、2年生4名)が参加しました。年々参加チームが増えるなか、今年度は全94チーム中総合順位65位という結果になりました。

2017年チームリーダー小倉洋平さんの話
昨年は車検に時間がかかり、全4種目(アクセラレーション、スキットパッド、オートクロス、エンデュランス)ある動的審査が1種目しか走れなかったため、今年は動的審査完走を目標に徹底した車検対策を行いました。チーム内での模擬車検の実施、試走会において車検員に車体を点検してもらうなど、可能な限り準備を重ねて本番に臨みました。
迎えた大会当日、動的審査は4種目全てに出場することができましたが、最終種目(エンデュランス)での車体故障により完走はならず、昨年より高得点を出しても順位が落ちてしまうという厳しい結果になってしまいました。目標達成目前での車体故障と大会を通じて他大学の実力の向上を痛感し、とても悔しい思いです。
リーダーとしてプロジェクトに参加した1年間は車体の加工やブレーキテスト、トラブルによる部品の交換等、困難な課題がたくさんありました。
来年はエンジンの変更という大きな挑戦とそれに伴う多くの困難があると思います。後輩たちには目標に向かってがんばってほしいです。
                 
2018年チームリーダー石黒博史さんの話
今年の大会に参加して、他大学の実力が上がっていることを実感しました。
来年は順位の向上を目指し、排気量の多いエンジンに変えて挑みます。残りの1年間でエンジン周りを中心とするフレームの改良や、ライバルに勝つための課題を着実に解消し、総合順位25位入賞を実現したいと思います。

関連資料
全日本 学生フォーミュラ公式サイト
「明星大学フォーミュラカープロジェクト(STAR2017)」活動ブログ

2017年9月27日

電気電子工学系の学生が「日本顔学会大会」で研究発表しました

2017年9月9日(土)~10日(日)、関西学院大学西宮上ケ原キャンパスにて開催された「第22回日本顔学会大会(フォーラム顔学2017)」で、電気電子工学系 4年生 山添一弘さん(嶋 好博研究室)が研究発表しました。

研究発表のタイトル:
「漫画画像におけるHaar-like特徴を用いた顔検出の一検討」

発表者:
山添一弘、鎌倉圭吾、大根田良明、大森結希、川口奈々、嶋 好博

研究発表をした山添一弘さんの話
 私の研究はOpenCV2.1のサンプルプログラムfacedetectを用いて漫画画像における登場人物の顔を検出することです。このプログラムはHaar-like特徴(明暗差を利用して識別する方法)とAdaBoost(検出の精度を高める処理)を持ち合わせており、私はこれに認識した顔を円で囲み、色付けするプログラムを追加しました。
 写真と異なり線によって描かれる漫画の顔は、背景などと混同して正しく検出されないことが多々あります。
 より検出の精度を向上させるため、今後はコンピュータにあらかじめ特定する人物の顔を学習させ、その人物を検出するプログラム作製に取り組んでいきます。

2017年9月19日

環境システム学専攻の大学院生が学会で研究発表しました

2017年9月6日(水)、環境システム学専攻(櫻井達也研究室)の大学院生3名が兵庫医療大学にて開催された「第58回大気環境学会年会」で研究発表しました。

研究発表タイトル:
「PM2.5無機イオン成分を対象とした大気質モデルの予測精度向上に関する研究」
鈴木 健(博士前期課程2年)

「風洞実験を対象としたRANSモデルの予測精度評価」
辻本 優一郎(博士前期課程1年)

「ゾンデ観測及び数値モデルによるOx高濃度化の立体解析」
吉岡 実里(博士前期課程1年)

研究発表をした吉岡 実里さんの話:
光化学スモッグの原因物質である光化学オキシダント(Ox)の存在量を測定し、シミュレーションを行うことが私の研究です。昨年、横浜と新島にてゾンデという測定器を気球に付けて飛ばし鉛直方向の存在量を測定、解析して得られた結果を今回発表しました。
現在は、10月にイタリアで開かれる国際学会に向けて発表の準備をしています。

2017年9月14日

電気電子工学系の4年生が「学生研究発表会」で研究発表しました

2017年9月4日(月)、東京工業大学で開催された「学生研究発表会~学会本格デビューに向けた、学生のための発表会~」で、電気電子工学系の4年生4名が研究発表しました。
 この研究発表会は若手の学生向けに、プレゼンテーションスキルの習得、同世代の学生同士の交流などの貴重な経験を積んでもらうために、より多くの発表の機会を提供することを目的として、電気学会東京支部にて開催されるものです。

「学生研究発表会~学会本格デビューに向けた、学生のための発表会~」発表タイトル
「ライントレース車椅子 -電源回路組込と操舵制御回路-」江波戸陽平(星野 勉研究室)
「薄膜型超電導限流素子の温度・電位同時測定装置の構築計画」大倉隆熙(星野 勉研究室)
「永久磁石界磁同期電動機の定常特性の段階的考察について」永嶌嘉寛(星野 勉研究室)
「圧電素子を用いた発電床の発電量と長時間の蓄電について」吉川勇太(石田隆張研究室)

研究発表をした吉川勇太さんの話
環境にやさしく、誰でも発電に貢献できる発電床を、市販の圧電素子を主に使用して試作し、その性能を評価することで、発電床の問題点、開発課題を抽出しました。今回の開発では圧電素子間を接続する配線での電力損失が発電量に対して無視できない大きさであることが明らかになったため、この点を改善する発電床の回路方式を今後検討していく予定です。

2017年9月8日

電気工学専攻の大学院生が国際学会で発表しました

2017年8月24日(木)、電気工学専攻 博士前期課程 2年生 横濱雄飛さん(小寺敏郎研究室)がカナダ・モントリオールにて開催されたURSI GASS 2017にて研究発表しました。
高信頼通信システムの構成に不可欠な高い非可逆特性を電磁界構造の工夫により大幅に改善できる手法に関する発表であり、会場では活発な質疑応答がなされました。

発表タイトル:
TRANSISTOR-LOADED ISOLATOR BASED ON BOTH FRUSTRATED PROPAGATION AND FIELD CANCELLATION MECHANISMS
(電磁界ベクトル場のキャンセリングに基づくトランジスター装荷のアイソレータ)

研究発表をした横濱雄飛さんの話
 学部生のときからマイクロ波に興味を持っていた私は、さらに研究を深めるため大学院に進学し、今回電磁気や電波についての国際学会でポスター発表しました。国内外の学会で口頭発表の経験はありましたがポスター発表は初めてで、わかりやすいポスターの作成と英語による柔軟な説明に苦戦しましたが、準備も含めて大変勉強になりました。
 今回は電気信号の統一や電気信号の回り込み防止などの機能があるアイソレータというデバイスの新しい形とキャンセリング(打ち消しあい)による、これまでにない大きな非可逆比(ベクトル波を一方通行にさせる値)を得るアイソレータについて研究発表しました。
アイソレータの中にはベクトル波を逆流させないようにMNMというリングが2つ組み込まれており、その間をマイクロ波が通り抜けていきます。非可逆比を強くするため、私はMNMにリングと同じ材料のトゲ(オープンスタブ)を2つずつ取り付けました。非可逆比が最も大きくなるトゲの長さを検証し、その結果について各国の参加者からたくさんの質問が寄せられました。

2017年9月8日

電気電子工学系の学生が電気学会で研究発表しました

2017年8月29日(火)~31日(木)、北海道函館市で開催された「平成29年電気学会産業応用部門大会(JIASC2017)」で、総合理工学科 電気電子工学系 4年 大根田良明さん(嶋 好博研究室)が研究発表しました。

研究発表のタイトル:
「Depthセンサーを用いた暗所における人物の動線検出の検討」

発表者:
大根田良明、府川竜太、山添一弘、大森結希、川口奈々、嶋 好博

研究発表をした大根田良明さんの話
画像処理に興味のあった私は、低価格で多方面への活用が期待されているDepthセンサーに着目し、防犯カメラにこのセンサーを取り付け、不審者を検出するようにプログラミングしました。どのような人物を不審者として認識させるのか、人物特定のための条件設定に苦心しました。
 このセンサーは電気分野の各方面から注目されており、参加者の方から質問を受けるだけでなく、センサーの可能性について教えていただくこともありました。なかでも、このセンサーの弱点とされていた距離によるデータ取得方法を逆に利用し、電車などの故障早期発見に応用する研究はとても興味深かったです。
 発表を通じてDepthセンサーが持つ課題と応用の可能性を再確認することができたので、卒業研究ではセンサーを用いたより有益な活用方法を研究していきたいと思います。

2017年9月8日

「夏の特別講義」内容紹介~デザインと行為 空間デザインは人の活動にいかに影響するか~

2017年8月27日(日)オープンキャンパスで開講した「夏の特別講義」の内容を紹介します。
住環境デザインやインテリアデザインが専門の建築学系 高橋 彰子准教授が身近にあるデザインを例に、それらが私たちの生活に及ぼす影響について講義しました。

タイトル:
「デザインと行為 空間デザインは人の活動にいかに影響するか」

内容:
私たちは日常的に建築空間の中に身を置いています。人は建築が行為に与える影響に対して無自覚ですが、注意深く観察すると、私たちの行為は周囲の環境から影響を受けています。本講義では、さまざまなデザインを例に挙げ、それらがいかに人の行為に影響をしているかを解説し、デザインと行為の関係について考えました。

2017年9月8日

「夏の特別講義」内容紹介~ソフトマター ひろがる物理学の研究領域~

2017年8月27日(日)オープンキャンパスで開講した「夏の特別講義」の内容を紹介します。
表面界面科学やバイオセンサが専門の物理学系 古川 一暁教授がソフトマターについて講義しました。

タイトル:
「ソフトマター ひろがる物理学の研究領域」

内容:
物理学は自然現象をできるだけ基本的な法則で説明しようとする学問です。その研究対象といえば、宇宙や素粒子が思い浮かぶでしょう。それに加え最近では、やわらかい物質や生物までもが物理学の研究対象になっています。本講義では人工細胞膜を題材にして、いままさに研究室で進めている最先端分野の実験を紹介しました。

2017年9月1日

化学専攻の大学院生が「科研費・新学術領域・動的クロマチン構造と機能 第5回班会議」でポスター賞を受賞しました

2017年7月13日(木)〜15日(土)、科研費・新学術領域・動的クロマチン構造と機能の「第5回 班会議」が北海道にて開催され、香川 亘研究室(構造生命科学)の博士後期課程1年 浦野一輝さんと讓原秀隆さん、博士後期課程2年 五月女美香さんが最新の研究成果をポスター発表しました。

五月女美香さんは、ポスター賞を受賞しました。

科研費・新学術領域・動的クロマチン構造と機能 第5回班会議 発表タイトル
「DNA修復タンパク質RAD52が誘起する一本鎖DNAのB-form様構造」五月女 美香さん(ポスター賞受賞)
「DNAの塩基配列がヌクレオソーム構造に与える影響」浦野 一輝さん
「分裂酵母テロメアクラスター複合体の構造解析に向けた試験管内再構成」讓原 秀隆さん

関連資料
浦野一輝さん、讓原秀隆さん、五月女美香さんの研究発表について(2017年6月29日掲載)