機械工学系

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2021年12月24日

機械工学系の卒業研究で水素を燃料としたエンジンの稼働実験に成功しました

 SDGsや脱炭素社会を実現できるクリーンエネルギーとして、水素燃料が注目されています。

 機械工学系4年生 池田 武史さん(齊藤 剛研究室)は、卒業研究で水素を燃焼させ、エンジンを稼働させることに成功しました。この実験では、エンジン燃焼室でレーザー光線によるプラズマを発生させます。発生したプラズマに水素を反応させてピストンを動かすことで動力を得ることができます。エンジンは、ガソリンでも動く市販のものですが、水素を燃料に稼働させることに成功しました。

■池田さんの話

 新型コロナウイルス感染症によって、研究が中断した状態で4年生を迎え、毎日8時から21時までエンジンの稼働実験に取り組みました。所属する燃焼工学研究室では、これまで気体燃焼によるエンジン稼働の実績はなく、指導教員や研究室OBの助言を受けながら、ガソリン燃料用のエンジン制御プログラムを修正する段階からのスタートでした。

 初めて水素燃料でエンジンが動いたのは12月の夜のこと。製作開始当初の不安と、製作過程の苦労が大きかっただけ、エンジンが回った際の達成感はひとしおでした。

 今後は水素エンジンが稼働した際のデータをまとめ、卒業研究として発表する予定です。

2021年12月22日

電気電子工学系の学生が電力システム技術東京私学連合ブランチで優秀発表賞を受賞しました

 2021年12月11日(土)、工学院大学にてハイブリッド形式で開催された「電力システム技術東京私学連合ブランチ 学生発表会」で、電気電子工学系4年生7名が研究発表を行い、近藤 大芽さん(石田 隆張研究室)が優秀発表賞を受賞しました。

 この研究発表会は電力システム関連の研究に携わる、関東地区の工学院大学、芝浦工業大学、東海大学、日本工業大学、明星大学、サレジオ工業高等専門学校の学生を対象に、卒業研究の中間報告として研究内容を公開し、その内容の議論、同世代の学生同士の交流という貴重な経験を積んでもらうために、毎年この時期に電気学会東京支部より援助をうけて開催されています。

発表者・発表タイトル

伊庭 健二研究室

  • 櫻井 健 :太陽光発電を非常用電源として利活用する可能性調査の研究
  • 中村 真聡:太陽光発電の発電特性とそのモデルの調査研究
  • 滝沼 直人:太陽光発電の地域特性と季節特性

石田 隆張研究室

  • 秋山 拓真:パワーエレクトロニクス回路におけるノイズ測定方式の検討
  • 大西 蓉 :感染症情報を考慮した電力需要予測
  • 近藤 大芽:学習型臭気診断システム開発に向けた臭いの特性分析に関する研究
  • 竹内 悠貴:超音波センサーとカメラを用いた自動運転に対する研究

2021年12月22日

機械工学専攻の学生が「コンソーシアム八王子学生発表会」で準優秀賞を受賞しました

 2021年12月4日・5日、八王子学園都市センターで開催された「第13回大学コンソーシアム八王子学生発表会」で、環境科学系4年生1名と機械工学専攻博士前期課程1年生2名が研究発表(口頭発表)し、機械工学専攻 1年須﨑 亮太さんが口頭発表(対面)の部で準優秀賞を受賞しました。

 本発表会は、大学コンソーシアム八王子に加盟する大学・短大・高専で学ぶ学生が一堂に会して自らの学びの成果(研究成果)を発表するイベントで、135件の口頭発表、48件のポスター発表、18件の展示発表がありました。

  • 研究発表タイトル:VaRTM成形法における母材樹脂の流動解析の基礎検討
  • 発表者:須﨑 亮太(博士前期課程1年 小山 昌志研究室) 口頭発表(対面) 準優秀賞受賞

  • 研究発表タイトル:二粒子径の難燃剤を添加したGFRPの破壊挙動
  • 発表者:菅井 美柚(博士前期課程1年 小山 昌志研究室)
  • 研究発表タイトル:高選択性樹脂を用いた分離濃縮による非鉄金属中極微量水銀の定量
  • 発表者:松本 紋奈(環境科学系4年 上本 道久研究室)

関連資料

第13回 大学コンソーシアム八王子 学生発表会について

写真左:須﨑 亮太さん、写真右:松本 紋奈さん

2021年12月22日

不登校支援に関する特別講義の実施報告

 教職科目「中等教育実習指導」および「中等教育実習B」(理工学部総合理工学科 和田 薫 特任教授担当)を受講している理工学部の3・4年生を対象に、八王子市立高尾山学園校長の黒沢 正明 先生をお招きして、不登校支援についての講義を実施しました。

 高尾山学園は、「不登校の児童・生徒のための体験型学校」として、2004年4月に開校した八王子市の公立の小・中一貫校で、教育課程を特別に組める不登校特例校(教育課程特例校)です。不登校の生徒が通いやすいよう、勉強方法や内容を一人一人に対応して工夫するなどの配慮があり、体験的な学習や集団活動の機会を多く取り入れて社会性を養うなど、自信を持って学校に登校できることを目指した、先進的プログラムを多く取り入れています。

  今回の授業は、理工学部の学生が、不登校の実態を把握・分析した上で実施されている様々な支援について、理解を深めることができる有意義な時間になりました。

2021年12月9日

機械工学専攻の大学院生が第28回鉄道技術連合シンポジウム (J-RAIL2021)で研究発表しました

 2021年12月1日(水)から3日(金)、Zoomにて開催された「第28回鉄道技術連合シンポジウム(J-RAIL2021)」(日本機械学会主催)で、機械工学専攻の大学院生6名が研究発表しました。

・研究発表のタイトル:模型実験による排雪抵抗メカニズムの研究

 発表者:遠藤 智仁(博士前期課程2年、宮本 岳史研究室)

・研究発表のタイトル:ストローク/セット長の比が大きい省スペースばねの開発

 発表者:草間 悠允(博士前期課程1年、宮本 岳史研究室)

・研究発表のタイトル:力学的相似模型台車用に適した空気ばね装置の提案

 発表者:中丸 隆太(博士前期課程1年、宮本 岳史研究室)

・研究発表のタイトル:模型台車実験による輪重アンバランスが乗り上がり長さに及ぼす影響の調査

 発表者:金子 雄樹(博士前期課程1年、宮本 岳史研究室)

・研究発表のタイトル:模型台車用CFRPトーションバーの開発

 発表者:平山 翔大(博士前期課程1年、宮本 岳史研究室)

・研究発表のタイトル:CFRPを用いた移動はり式ヨーダンパ支持構造の構造体形状の研究

 発表者:七海 勇輝(博士前期課程1年、小山 昌志研究室)

関連資料

第28回鉄道技術連合シンポジウム (J-RAIL2021) 公式WEBサイト