2017年8月6日(日)オープンキャンパスで開講した「夏の特別講義」の内容を紹介します。
廃棄物工学や衛生工学が専門の環境科学系 宮脇 健太郎教授が公害を事例に有害物質について講義しました。
タイトル:
「環境安全のための有害物質制御の科学 汚染廃棄物や土壌汚染を事例に」
内容:
現在の日本で問題となっている事例を用いて,有害物質制御の科学を紹介しました。
有害物質とはどんな物質でしょうか?水銀,カドミウムなど過去の公害で知られている物質から,放射性物質(セシウムなど)までさまざまなものがあります。現在の有害物質の問題は,過去の公害問題と異なり,非常に低濃度の物質を扱うようになっています。有害物質の制御は,その物質の化学的特性,物理的特性を基に行われます(例えば,沈殿生成,吸着,分解,封じ込め等)。最近の汚染事例として,豊洲の土壌汚染の実態と現状や,放射性物質汚染廃棄物(除去土壌,除染廃棄物など)の取り扱いや中間貯蔵施設の設置状況,原発敷地内の汚染水対策技術(凍土壁)なども紹介しました。
2017年7月30日(日)オープンキャンパスで開講した「夏の特別講義」の内容を紹介します。
社会インフラシステムが専門の電気電子工学系 石田 隆張教授が人工知能について講義しました。
タイトル:
「人工知能の歴史とその未来」
内容:
毎日のように「人工知能」、「AI」という言葉とその関係する技術がテレビ、ネット、書籍等で紹介されています。提唱されてから約60年、人工知能がこのように身近になるまでにはさまざまな成功と失敗がありました。今後人工知能が広まるために、過去のさまざまな失敗を生かして、より使いやすい技術にする必要があります。そこで本講義ではまず、人工知能の歴史を、過去に行われた人工知能関連の製品開発の例をもとに説明し、次に人工知能が今後の私たちの生活をよりよくするために必要な考え方について説明しました。
2017年7月30日(日)オープンキャンパスで開講した「夏の特別講義」の内容を紹介します。
分子生物学を専門とする、生命科学・化学系 清水 光弘教授がDNAを中心とした身体の仕組みについて講義しました。
タイトル:
「あなたのなかの遺伝情報 ゲノムとエピゲノムの化学と生物学」
内容:
みなさんの身体は約200種類、37兆個の細胞からできています。その一つの細胞の中には、DNAの文字であるG、A、T、Cが約60億個あります。二重らせんのDNAはヒストンタンパク質に巻き付いて「ヌクレオソーム」を形成し、「クロマチン・染色体」として細胞核のなかに入っています。
人間はみな、一個の受精卵からスタートし、その中のDNAがコピーされて細胞が分裂する、という過程を繰り返して、体ができあがっていきます。したがって、すべての細胞は、基本的には同じDNAの塩基配列を持っています。なぜ、心臓、肝臓、皮膚のようにさまざまな細胞になるのでしょうか。これは、細胞によって発現する遺伝子のパターンが異なるからです。
DNAの塩基配列を変化させることなく、遺伝子の発現を調節するしくみは、「エピジェネティクス」と呼ばれ、世界中で活発に研究されています。エピジェネティクスの情報はエピゲノムと呼ばれ、DNAのメチル化やヒストンの修飾、クロマチンの構造変化が関与することがわかってきました。みなさんの遺伝情報は、両親から受け継いだゲノムDNAに記された塩基配列とエピゲノムによって制御されて、体質や個性が決定されています。
2017年8月6日(日)、理工学部では「夏の特別講義」とオープンラボ、個別相談を実施し、のべ150名の方にご参加いただきました。物理学系では学生による研究内容の紹介、建築学系では実験室にて講義の説明が行われるなど、学系ごとの特色あるオープンラボが実施されました。
今回開講された「夏の特別講義」のテーマは以下の通りです。
8月6日「夏の特別講義」
■「環境安全のための有害物質制御の科学 汚染廃棄物や土壌汚染を事例に」環境科学系 宮脇 健太郎 教授
■「宇宙を拓く先端材料技術」機械工学系 小山 昌志 准教授
次回、8月27日(日)に開催されるオープンキャンパスでも「夏の特別講義」が開講されます。
本学理工学部で行われる授業を体験できる、この夏最後の機会ですので、講義内容や学系に興味のある方はぜひご参加ください。
8月27日「夏の特別講義」 開催時間 10:00~10:45
■「ソフトマター ひろがる物理学の研究領域」物理学系 古川 一暁教授
■「デザインと行為 空間デザインは人の活動にいかに影響するか」建築学系 髙橋 彰子准教授
今回のオープンキャンパスで高校生にお配りした「理工学部NEWs」です。来場できなかった方は、ぜひご覧ください!
「理工学部NEWs(第6号)」PDF
8月6日(日)、オープンキャンパスを実施します。
理工学部では夏のオープンキャンパス限定で、学生が通常受講している授業体験ができる「夏の特別講義」と、天文台やCAD室等を見学するオープンラボを実施します。「夏の特別講義」は環境科学系と機械工学系のテーマを開講しますので、この2学系に興味のある方や講義内容に関心のある方はぜひご参加ください。また理工学部の研究内容をVR(ヴァーチャルリアリティ)で体験できるコーナーを28号館401教室に設置します。
(写真は7/30のオープンキャンパスの様子)
「夏の特別講義」 開催時間 10:00~10:45
■「環境安全のための有害物質制御の科学 汚染廃棄物や土壌汚染を事例に」環境科学系 宮脇 健太郎 教授
会場:28号館203教室
■「宇宙を拓く先端材料技術」機械工学系 小山 昌志 准教授
会場:28号館204教室
オープンラボ
1回目 11:30~12:15、2回目 13:00~13:45
29号館1階:物理学系、機械工学系、電気電子工学系
30号館1階:生命科学・化学系、建築学系、環境科学系
VR体験コーナー
時間 10:30~14:30
場所 28号館401教室
関連資料
理工学部「夏の特別講義」
8月6日スケジュール
2017年7月30日(日)、理工学部では「夏の特別講義」とオープンラボを実施しました。「夏の特別講義」では普段学生が受けている授業を体験していただき、オープンラボでは天文台やCAD室などの実験室を解放し、それぞれの学系の研究内容を紹介しました。
7月30日「夏の特別講義」
「あなたのなかの遺伝情報 ゲノムとエピゲノムの化学と生物学」生命科学・化学系 清水 光弘 教授
「人工知能の歴史とその未来」電気電子工学系 石田 隆張 教授
次回のオープンキャンパスは8月6日(日)開催です。
「夏の特別講義」も開講しますので、環境科学系、機械工学系を志望されている方、各テーマに興味をお持ちの方はぜひご参加ください。
8月6日「夏の特別講義」 開催時間 10:00~10:45
「環境安全のための有害物質制御の科学 汚染廃棄物や土壌汚染を事例に」環境科学系 宮脇 健太郎 教授
「宇宙を拓く先端材料技術」機械工学系 小山 昌志 准教授
今回のオープンキャンパスで高校生にお配りした「理工学部NEWs」です。ぜひご覧ください!
理工学部NEWs(第5号) (PDF)
7月30日(日)、オープンキャンパスを実施します。
理工学部では夏のオープンキャンパス限定で、学生が普段受けている授業の体験ができる「夏の特別講義」と、天文台やCAD室等を見学するオープンラボを実施します。また理工学部の研究内容をVR(ヴァーチャルリアリティ)で体験できるコーナーを28号館401教室に設置します。
(写真は7/16のオープンキャンパスの様子)
「夏の特別講義」 開催時間 10:00~10:45
「あなたのなかの遺伝情報ゲノムとエピゲノムの化学と生物学」生命科学・化学系 清水 光弘 教授
会場:28号館203教室
「人工知能の歴史とその未来」電気電子工学系 石田 隆張 教授
会場:28号館204教室
オープンラボ
1回目 11:30~12:15、2回目 13:00~13:45
29号館1階:物理学系、機械工学系、電気電子工学系
30号館1階:生命科学・化学系、建築学系、環境科学系
VR体験コーナー
時間 10:30~14:30
場所 28号館401教室
関連資料
理工学部「夏の特別講義」
7月30日スケジュール
2017年7月23日(日)、理工学部では夏の恒例イベントとなった夏休み科学体験教室を開催しました。
このイベントは近隣の小・中学生に科学技術の素晴らしさ、楽しさ、夢を伝え、子ども達の科学に対する興味や関心を育てることを目的としています。
当日は理工学部1年生が参加者の指導者となり4~7月までの授業「プロジェクトⅠ」で学んだ内容を、実験やものづくりを通して小・中学生に教えました。
出展45テーマ、展示1テーマの全46テーマを開講し、今年は約800名の小・中学生にご参加いただきました。
7月16日(日)、オープンキャンパスを実施します。
理工学部では学系ごとに天文台や風洞実験室などを見学できるオープンラボを2回開催します。ご興味のある方は29号館1階、30号館1階にお集まりください。また今回から理工学部の研究内容をVR(ヴァーチャルリアリティ)で体験できるコーナーを28号館401教室に設置します。どなたでも体験することができます。
皆様のご参加をお待ちしています!(写真は前回までのオープンキャンパスの様子)
関連資料
7月16日(スケジュールについて)
オープンラボについて
1回目 11:30~12:15、2回目 13:00~13:45
29号館1階:物理学系、機械工学系、電気電子工学系
30号館1階:生命科学・化学系、建築学系、環境科学系
VR体験コーナーについて
時間 10:30~14:30
場所 28号館401教室
2017年6月21日(水)、理工学部在籍の1年生女子学生を対象に座談会を実施しました。
高校とは異なる環境に入学当初は戸惑いながらも、実験や課題に前向きに取り組む女子学生たち。
近隣の小中学生を対象に実施する夏休み科学体験教室に向けて、実験内容を子ども達にわかりやすく伝える力を養う「プロジェクトⅠ」や、6つの学系(物理学系、生命科学・化学系、機械工学系、電気電子工学系、建築学系、環境科学系)の実験を行う「理工実験実習Ⅰ」など、本学理工学部ならではの初年次科目について率直な意見を聞くことができました。
座談会の内容〈抜粋〉はこちら
参加学生(1年生以下7名)
谷川 和美(物理学系)、藤田 真利奈(生命科学・化学系)、上原 清美(機械工学系)、菅井 美柚(機械工学系)、池内 かおり(建築学系)、鶴巻 玲奈(建築学系)、田中 優里(環境科学系)
参考資料
2016年度理工学部女子学生の座談会について
2017年夏休み科学体験教室について